バカはなおせる
脳を鍛える習慣、悪くする習慣 単行本
久保田競 著
空腹が脳に良い習慣
空腹時にグレリンというホルモンが放出される。
グレリンが放出されると報酬系が活性化し、意欲が増す。
海馬に直接働いて、新しいことを覚える能力も発達する。
甘いものは脳に悪い
血糖値をうまくコントロールできないと異常状態を引き起こす。
血糖値の上下は、脳に悪影響を与えやすい。
脳に良いのは、糖分よりも低GI(血糖を徐々に上げる)食品であるグルコース。
甘くても低GIであるフルーツを食べればミネラルやビタミンも同時に摂れる。
DHAの多い魚(マグロ、カツオ、サバなど)を食べる
DHAは脳のもっとも多く含まれる脂肪酸で、不足すると記憶力が低下する。
DHAと一緒に運動をすると、もっと脳は活性化する。
地中海料理を食べると健康にいい
地中海料理を食べると、循環器系の病気で死ぬ確率やがんにかかる確率が低下する。
大きな要因はオリーブ・オイルに含まれるポリフェノール。
ポリフェノールには強い抗酸化作用がある。
肥満で人生は暗くなる
報酬系:欲求が満たされたとき、満たされることが予測されると活性化する神経系。
報酬系が活発化すると、脳の前頭葉や海馬がよく発達する。
肥満が進むと報酬系のドーパミンの分泌が抑えられる。
成功しても、満たされても、脳が気持ちよくならない。
物事をやろうと言う気持ちは起きないが、食べ物への欲求だけはなくならない。
勉強以外で頭が良くなる生活習慣
有酸素運動をする。
有酸素運動をすると最大酸素消費量が増え、学習能力がアップする。
ジョギング、水泳、サイクリングなどが脳の機能を高める。
美しいものを見る
美しいものを見るだけで、後頭連合野(主に視覚をつかさどる)が活性化する。
美人や好きな子を見るだけでも、報酬系が働き脳は発達する。