働き方 稲盛和夫

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

稲盛和夫 著

 

「心を高める」ために働く

私たちは自らの心を高めるために働く。

働くことが人をつくる。

ど真剣に働く。

人生を好転させる法。

神様が知恵を授けてくれる瞬間。

一見不幸なように見えて、じつは幸せなこと。

まず働くことが大切。

愚直に、真面目に、地道に、誠実に働け。

反省ある毎日を送る。

「仕事を好きになる」ように働く

心の持ち方を変える。

仕事に恋をする。

感動が新たなエネルギーを与えてくれる。

製品を抱いて寝たいという思い。

製品の泣き声に耳を澄ませてみる。

自熱性の人となる。

渦の中心で仕事をする。

「高い目標」を掲げて働く

高い目標を掲げ続ける。

まず思わなければならない。

願望を潜在意識に浸透させる。

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「誰にも負けない努力を重ねる」

持てる力をすべて出したとき神が現れる。

誰にも負けない努力は自然の摂理。

今日一日を「一生懸命」に働く

今日一日を精一杯努力しよう。

能力を未来進行形で考える。

できない仕事をできる仕事に変える。

もうダメだというときが仕事の始まり。

苦難、成功いずれにしても私たちは試されている。

昨日より一歩だけ前へ出る。

継続は力なり

継続する力:平凡な人を非凡な人に変えるもの。

感性的な悩みをしない。

厳しさこそ人を鍛える。

どんなに険しい山でも、垂直に登り続けよう。

「完璧主義」で働く

立派な仕事は完璧主義から生まれる。

最後の1パーセントの努力で決まる。

消しゴムでは絶対に消せないもの。

仕事で一番大事なことは細部にある。

完成形が見えるなら必ず成功する。

感度を研ぎ澄ます。

ベストではなくパーフェクトを目指す。

「創造的」に働く

あえて人が通らない道を歩く。

掃除一つでも人生は変わる。

素人の力:自由な発想ができる。

新しい計画を必ず成就させる。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

イノベーションに至る確かな地図。

人間として正しい考え方を持つ。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

能力とは、才能や知能といった「先天的な資質」を表し、熱意とは、情熱や努力する心といった「後天的な努力」を表す。

考え方とは、哲学や思想、倫理観といった生きる姿勢、それらをすべて包含した「人格」を表す。

自燃性の人間、可燃性の人間、不燃性の人間

ここでいう燃性とは、物事に対する熱意や情熱を表す。

自燃性の人間とは、自分から率先して物事に取り組み、エネルギーを周囲に分け与える人を指す。

可燃性の人間とは、自燃性の人や、既に燃え上がっている可燃性の人の影響を受けて燃え上がる人を指す。

不燃性の人間とは、周囲からエネルギーを与えられても燃え上がらず、むしろ周りの人から熱意や情熱を奪う人を指す。