思いやりの介護

思いやりのひとこと
介護するあなたへ

米山淑子 著

指示・指図・命令語を使わない

「~していただけますか」と依頼的態度での表現を心がけることで見下した表現がなくなる。

 

見えないシグナルを感じ取るために必要なこと

見えないものを見ようとする心、感じようとする心を養うこと。

 

豊かな感性

美しいものを美しいと感じる「心」と、そこから連想される時の移ろいにも思いをはせることができる心。

気づきの感性:自分に気づくこと

人は案外、自分自身のことが理解できていないもの。

欠点や嫌だと思う部分を否定するのではなく、それも自分の一部と認め受け入れることが大切。

 

大切な自分であることに気づき、自分自身を大切に扱うこと。

自分のどんなに嫌な部分も、大切な自分自身の一部であるということを認めること。

そうすれば、他人の嫌な部分を見ても許すことができるようになる。

生かされていることに気づくこと、おかげさまということに気づくこと。

人は自給自足の生活をしたとしても太陽や空気や水は天からの授かりものであり、それをなくして生きられない。

周りの助けを借りて「生かされている」。

 

自分が源であるということに気づく

自分が行動を起こさない限り、何も変わらないことに気づくこと。

未熟な人ほど他人のせいにする。

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受容すること

全てをありのままに受容するということ。

自分のことも他人のことも長所も短所も受け入れるということ。

 

共感できる心

まず相手の気持ちに添ってみる。

他人の言動に共感することのできる心を持っていなければ介護はできない。

相手の気持ちに添ってみることによって、見えないシグナルを見つけることができる

素直な心でいること

人と関わっているときに心の中に考え事が詰まっていると情報は入って来ない。。

素直で無垢の心でいれば、乾いたスポンジのように目の前の人の発するわずかなメッセージが心の中に届くもの。