結果を出す人、出せない人の話し方
麻生けんたろう 著
最初に何を話すべきか?
初対面に必勝法はなし。
相手に関する話題を振って出方をみる。
雑談から本題にうまく入る方法
数字だけでYESを引き出せる圧倒的な好条件でもない限り、相手の感情面にアプローチしていく術はなくてはならない。
雑談は本題へのステップとなるキーワードを拾う。
話題はよみかきソロバン、スポーツ新聞、グーグルアラートで。
一度断られた形勢を逆転するには
断りの常套句は理由を尋ねる「と、おっしゃいますと?」で逆転のチャンスをうかがう。
悪い報告をなかなか言い出せない
まずは最初にスパッと言ってしまうこと。
それから、過程なり、背景なりを話したほうが理解をしてもらいやすくなる。
悪い結果ほど先に言う
上司に対して自分の意見を通したい
上司に意見するときには、相手に選ばせるように意見を二つ用意しておく。
後輩のやる気を損なわずに提案を却下する
最後まで話しを聞く。
提案却下の理由を具体的に述べる。
理由とフォローがあれば部下は納得する。
一対多数の対処法-心得
大勢の思惑が交錯するなかでも全体の流れを把握すること。
その上で一人ひとりの意見を尊重しつつ、自分の意見をしっかり理解してもらうこと。
意見を否定されたとき、どう反応するか
人は自分と似たような考え方をする人には好意を抱くが、違う考え方をする人には不安や恐れを感じる。
どんな意見でも「なるほど」といったん受け入れる。
クレームをチャンスに変えるには
Having
何かを持つ、または得ることでクレームが収まる方法。
Doing
クレームに対する行動が、相手の怒りを静める。
Being
相手の自尊心を大事にすること。
答えられないことを質問されたら
「逆質問」は絶対にNG。
期限付きで回答を約束すること。
うまく話題を変えるには
多少の演技は必要でも、何か思い出したフリは効果大。