天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。
山口真由 著
なぜ、人は努力することが出来ないのか?
努力をしない人の3つのタイプ
①これ以上、その才能を高める余地がない完成形の天才
②努力する必要がないと思っている人
③努力をすることが苦手な人
努力することは反復、継続すること。
まず天才じゃない自分に気づくこと 。
本当の天才に勝つには努力するしかない。
目指すべきは努力型の人間。
努力することの価値を認める。
少しずつだが確実に前に進む。
努力で掴んだものだけが心底誇らしいものに
努力によって一歩ずつ階段を上がる。
任せて貰えなかった仕事を任される。
自分の努力が自分を成長させたと感じられる。
つらくて地味な仕事を一生懸命引き受けて、最後まで手を抜かずにやり遂げる。
努力は必ず報われる。
もし、報われない努力があるのならば、それは、まだ努力とは呼べない。
ちょっとずつ努力を積み重ねることで道は開ける
1つの大きな成功よりたくさんの小さな成功を
成功体験の積み重ねが確信を生む。
方法論に対する確信を支えているのも、努力とそれによって得られた達成感の記憶。
努力の8:2の法則
今の実力で8割は解けて、努力を要するものが2割というのが黄金比。
とっかかりのハードルを低くすることが重要。
努力発動のスイッチを作る。
努力は継続させなければ意味がない
他人に自分のルール、決まりを公開し、外圧になってもらう。
努力は周りに見せる。
努力するのは、客観的評価があるものを。
自分との戦いにもっていくとうまくいかない。
努力の対象は1つに絞る。
とりあえず早起きしてみる。
思考力を使う作業は朝の方が向いている。
朝は自動的に出社時間などのタイムリミットが設けられている。
=時間を濃密なものにしてくれる。
勝負スポットを複数作る。
場所を移動すると脳の海馬という部位が働き、脳を活性化させることがある。
酷使した器官をかえてみる。
うまくリセットをかける環境を作る。
(例)PC(目)→手(ノート)→耳(オーディオブック)など
疲れるタイミングに対策をうつ。
努力した自分自身を否定してはいけない。
努力する力
自分を信じる力
自分自身に期待する力
明日の自分を夢見る力
1日の終わりに自分の可能性を決して諦めず、自分に期待をかけて、明日の自分の理想像を思い描く。
今の自分がいるところより少しだけ前へ進みたいという気持ち。
小さな一歩でも何十年の歳月で繰り返せば大きな前進となる。
ルールに抜け道を作る。
努力をする際は、質より量が肝心。
厳格なルールを決めて、そこに抜け道を1つ作る。
抜け道のあるルールの方が守り通せる。
抜け道を1つ作ることで他の抜け道を許さなくする。
仕事の失敗は全て解決できる。
仕事の失敗=組織の結果
上司や同僚の力を借りれば挽回することが出来る。
正面から向き合うしかない。
挑戦できたのに挑戦しなかった失敗
自分自身の敗北なので、解決できない。
失敗は認識の問題
「成功した」「失敗した」と決めるのは、自分の主観。
期待値を低くして、目の前のことに全力を尽くすようにする。
期待値を高く持たない。
打たれ強くなるうえで、大切な要素”
個人の失敗で会社はつぶれない。
会社が潰れるような失敗 = 法律に違反するような行為
それ以外の仕事上の失敗は組織の失敗
失敗した後の姿勢が大切
原因と対策を学んだか?
会社で失敗したと思っても失敗したのは、会社や製品であって、個人が失敗したのではない。
ただ、自分が失敗したと感じただけ。
ベストを尽くした失敗は許される。
次にチャンスが与えられるかどうか?
失敗の最中にベストを尽くしたかどうか?
再起できる失敗
①最大限の努力をした結果の失敗
②投資家や周りの人に対して、最大限の誠実さを尽くした結果の失敗
挑戦しないことは最大のリスクになる。
仕事は自分でつくるのが前提。
挑戦しない人=成長していない
それでも失敗は避けられない。
人間なので必ずミスをする。
どれだけ入念に準備をしても失敗するときはすると認識した上で、失敗に直面した時に、どう次に繋げられるかが重要。
挑戦するしかない。
失敗したら早く修復せよ。
失敗から立ち直る秘訣は、早く失敗して、早く修復すること。
想定外のことが起きた時の三原則
①隠さない
②慌てない
③侮らない
状況を客観的に分析して出来るだけ多くの人に説明する。
敗因分析をする。
自分の失敗を受け入れた上で内省する。
負けに不思議の負けなし。
敗因の分析ポイント
①客観的に事実を分析する。
②自分の勘定を挟まない。
③自分で解決できることに焦点をあわせる。
なぜ、失敗は成功の近道になるのか?
失敗により深く悩み、自分を考察することによって、一気に人間力を高められる。
成功の積み重ねにより、自信を持つことは必要だが、自分への絶対的な肯定は人間を成長させない。
失敗から学んだ人=謙虚
人に話して自分を修復する。
失敗に伴うダメージからの回復 ⇒ 人に話すのが一番
メンターを持っておくことは必要不可欠
失敗した時最悪なこと
①黙り込む
②抱え込む
心が負のスパイラルに陥り、立ち直るのが難しくなってしまう。
孤立はリーダーが失敗する大きな要因の1つ。
人に話せば状況は絶望的ではなく、思ったより味方は多いことに気付ける。