「カラダの硬さ」が病気の原因だった!
外側も内側も温めてほぐす病気・老化を防ぐ超健康法
石原結實 著
若さを左右するのはカラダの硬さ
やわらかくて水分もたっぷりで若々しい体は柔軟性がある。
硬くこわばった関節は水分が不足して、乾燥していく。
年齢よりも若々しく見える人は総じてカラダの柔軟性が高い。
体が「柔軟」ということ
筋肉がしなやかでよく伸びる。
筋肉が伸びすぎないようにするセンサーの可動域が広い。
筋肉自体も動かさないでいると衰えて硬くなりやすい。
「冷え」や「食べ過ぎ」も硬さの原因
寒くて体が冷えてくると、体に力が入りこわばって硬くなる。
冷えによる本能が、日本人に年中ラーメンを食べさせる。
食べると血液が胃に集中し、筋肉に流れる血液量が減り、発熱が減る。
悪い姿勢もカチカチのカラダを作っている
姿勢が悪いと骨格もゆがむ。
筋肉はゆがんだ状態の骨格をずっと支え続けなければならないので硬くなる。
体が冷えるとさらに硬くなる。
カラダの硬さが病気を招く
カラダの柔軟度が低くなってきたら、内臓も弱っていると考えて間違いない。
脳梗塞、心筋梗塞、結石など体の内部が硬くなる病気にかかりやすくなる。
カラダの内側から温めてほぐし、柔らかくすることが大切。
「軽い運動」でほぐす
ストレッチ:硬くなった筋肉を柔らかく、しなやかにする。
筋力トレーニング:筋肉を増やすことがカラダの硬さをほぐす近道。
ウォーキング:いつでもできて、驚くほど効果がある運動。
「正しい姿勢」でほぐす
正しい姿勢を保つだけでも筋肉は鍛えられる。
姿勢が悪いと血行もわるくなるので、カラダが冷える。
まずは「立つ」「座る」「机に向かう」時の基本姿勢を身につけよう。
「温めて」ほぐす
ショウガ湿布
服装は下半身を重点的に温める「頭寒足熱」が基本。
お腹を温める工夫も効果的。
入浴は冷えたカラダを温める即効薬
入浴の温熱効果で血行がよくなり、筋肉の可動域が広がる。
血行が促進されると、酸素や栄養素が内臓に届きやすい。
入浴効果を十分にひきだすのは半身浴。
カラダの硬さをほぐす健康法
肩こりには
上半身を鍛えるアイソメトリック運動
冷えと痛みをとるショウガ湿布
体を芯から温める「ニンニク鍋」
アレルギーには
スポーツやサウナで発汗を促す。
「ショウガ紅茶」+「ネギ入り味噌焼き」
高血圧には
下半身を鍛える「スクワット」
玉ねぎの皮の煎じ汁
「カラダの硬さ」が病気の原因だった!